2020年も残すところが少なくなってきましたね。皆さんにとって今年はどんな1年だったでしょうか?
自分はやはりコロナの影響が大きく、毎年夏に北海道へ行っていたツーリングを今年は取り止めたり、極端に人と会うことが減った1年になりました。
コロナがおさまったらばんえい競馬を見に帯広へ行きたいと思います。
皆さんは年末年始、ばんえい競馬で重賞がたくさんあるのをご存じでしょうか?
3歳三冠の最後の一つ
ばんえいダービー
予選を勝ち抜いた2歳馬の戦い
ヤングチャンピオンシップ
古馬路線のBG1
帯広記念
4歳の世代重賞
天馬賞
今日はそれぞれのレースについて簡単に紹介したいと思います!
予想記事はまた別途出したいと思います。
ちなみにばんえいだけでなく地方競馬も年末重賞ラッシュとなっています。
年の瀬も競馬で楽しめますね!
いざ紹介!
- そもそもばんえいの重賞について
- 3歳三冠の最後の一つ ばんえいダービー(BG1)
- 予選を勝ち抜いた2歳馬の戦い ヤングチャンピオンシップ(BG2)
- 古馬路線のBG1 帯広記念(BG1)
- 4歳の世代重賞 天馬賞(BG1)
- 最後に
そもそもばんえいの重賞について
https://banei-keiba.or.jp/race_grade.phpより
ばんえい競馬の重賞は大きく分けて以下の世代でわかれています。
- 2歳世代
- 3歳世代
- 4歳世代
- 古馬(5歳以上)
サラブレッドだと2歳、3歳、古馬と分かれていると思いますが、ばんえいの場合はさらに4歳を加えた分類になっています。
これはサラブレッドと違い、重い斤量を背負うばんえいでは体格や重い斤量の経験がかなりものをいうので年を取って成長した馬のほうが有利になるためです。
またサラブレッドはピークが概ね3歳~5歳くらいに来ると思いますが、ばんえいでは4歳~9歳くらいと成長してからの長い期間にピークが来きます。
なのでばんえいでは2歳、3歳、4歳、古馬と細かく重賞の世代が分かれています。
※古馬路線のレースは、3歳以上、4歳以上というのが多いが実際3歳や4歳で挑戦するには斤量が厳しく、3歳なら3歳世代、4歳なら4歳世代の重賞路線を戦って経験を積んでから古馬重賞に挑戦するのがほとんどです。
※4歳~9歳としていますが現在活躍しているコウシュハウンカイやオレノココロは10歳なのでざっくりその辺ととらえておいてください。
3歳三冠の最後の一つ ばんえいダービー(BG1)
https://banei-keiba.or.jp/race_grade_detail.php?id=84
3歳頂上決戦!三冠競走最後の大一番
1972年に「ばんえい優駿」として創設し、1990年に現在の「ばんえいダービー」の名称に変更されました。 2004年までは主に旭川競馬場で行われていましたが、2005年より帯広競馬場で12月に行われています。 「3歳三冠」最終戦に位置付けられており、格付けは最も高い「BG1」となっています。 3歳限定の「ダービー」を冠する競走としては、中央・地方を通じて最も遅い時期に開催されています
サラブレッドの世界では、皐月賞、日本ダービー、菊花賞が三冠レースですが、
ばんえい競馬では、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーが三冠レースになります。
3世代の最後の1冠を争うレースであり、牡馬にとっては3歳初めてのBG1になります。
今年はばんえい大賞典をコマサンダイヤが制し、
残りの一冠をかけて上記の2頭に加え、
などが揃っておりかなり楽しみな一戦になっています。
予選を勝ち抜いた2歳馬の戦い ヤングチャンピオンシップ(BG2)
https://banei-keiba.or.jp/race_grade_detail.php?id=85
1999年に「ヤングクラウンズカップ」として創設。2007年に現在の名称に変更となり、 翌2008年より重賞競走に格上げされました。 生産地別の特別競走(※)の1着および2着の馬に出走権が与えられ、その特徴的な出走条件から 「ばんえい甲子園」の愛称で親しまれています。
2歳の重賞の一つ、別名ばんえい甲子園の決勝レースであるヤングチャンピオンシップ
このレースは馬の産地北海道ならではのレースとなっています。
説明にあるように輓馬の生産地を5つの区域にわけ、それぞれ5つ地域ごとに予選を行い上位2頭が決勝戦に進めるレースになっています。
例年だとやはり十勝地区が強い傾向があります。
2歳重賞三冠(ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念)を制するのが難しい理由の一つがこの重賞で、例え2歳重賞最初のひとつナナカマド賞を勝った馬でも、予選を勝てないと本線であるヤングチャンピオンシップには出ることができないの三冠を目指す道が途絶えてしまいます。
今年も、ナナカマド賞を勝ったアバシリサクラが予選で負けてしまったのでヤングチャンピオンシップには挑戦できないということが起きています。
そう考えると無敗でナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念を制したセンゴクエースが如何にすごかったかわかりますね!
南北海道産駒特別2歳産地限定代表
- キリンゴウ 賞金順位23位 73万
- ジェイマーサ 賞金順位18位 79万
釧路産駒特別2歳産地限定代表
- ネオキングダム 賞金順位2位 187万
- コウシローレディ 賞金順位21位 75万
北見産駒特別2歳産地限定代表
- カイセキングオー 賞金順位7位 99万
- アルジャンノオー 賞金順位3位 133万
十勝産駒特別2歳産地限定代表
- ジェイスター 賞金順位9位 98万
- キタノダンディ 賞金順位13位 87万
北央産駒特別2歳産地限定代表
- ホクセイジョーカー 賞金順位11位 92万
- ショウリノホシ 賞金順位29位 68万
古馬路線のBG1 帯広記念(BG1)
https://banei-keiba.or.jp/race_grade_detail.php?id=86より(写真は去年のものです)
伝統の4市記念競走、最後の大一番!
1978年に創設され、創設当時から帯広競馬場の看板レースとして定着しています。 ばんえい競馬の最高峰「BG1」に格付けされており、古馬BG1競走として 「ばんえい記念」に次いで格式の高いレースに位置付けられています。 1998年より正月開催の目玉レースとして設定、以降開催日は1月2日に固定され、 川崎競馬場他全国の地方競馬場・場外発売所で発売されます。
年が明けての1/2にいきなりばんえいでは重賞があります!
当然オープンの一線級の戦いなのでメンバーも豪華になります!
ちなみに2016年からの勝ち馬は
- 2016 オレノココロ
- 2017 オレノココロ
- 2018 コウシュハウンカイ
- 2019 オレノココロ
- 2020 コウシュハウンカイ
オレノココロとコウシュハウンカイが強すぎるw
この二頭は同じ牧場で生まれたいわば幼馴染 、でも二頭ともタイプは違って
- 先行して障害が抜群にうまい逃げるタイプのコウシュハウンカイ
- 降りてからの末脚がとてつもないオレノココロ
という個性が真逆の2頭。
長らくばんえいを牽引してきた二頭ですがおそらく今年で引退という話なのでちょっと寂しいですね...
(10歳でバリバリやってる2頭はすごいですが)
今年は
など新しい世代による世代交代が行われるかも気になるところですね!
4歳の世代重賞 天馬賞(BG1)
https://banei-keiba.or.jp/race_grade_detail.php?id=87より(写真は去年のものです)
ばんえいの未来を担う、明け5歳の王者決定戦!
2007年に4歳(明け5歳)のチャンピオン決定戦として創設されました。 創設当初よりお正月開催期間中に行われ、帯広記念と並んでお正月開催の目玉レースとなっています。 ばんえい競馬のように4歳限定の重賞競走が行われるのは他の平地競馬では見られない珍しいものです。 本競走は4歳重賞路線の中でも最も格式が高い「BG1」に格付けられています。
4歳世代最後の重賞である天馬賞
今年は何といってもメムロボブサップが世代重賞をコンプリートするのかというのが一番の注目になっています!
個人的に4歳世代はかなり強い世代だと思っていて、この世代が古馬になって新世代として活躍するのをかなり期待しております。
そんな中でも3歳三冠を達成し、現在4歳の世代重賞(柏林賞、銀河賞)も全て勝っているメムロボブサップが4歳も三冠を達成するのかもしれないレースになっています。
この世代はメムロボブサップ、アオノブラックの2強世代と言われていて、アオノブラックが一矢報えるかも見所になっています。
この二頭はコウシュハウンカイとオレノココロみたいなライバル関係になっていくのかなぁと思っていたりします。
ただ前述したようにこの世代はかなり層が厚くインビクタ、ジェイエース、アオノゴッド、コマサンブラック、サクラドリーマー、ジェイカトレア等が逆転を狙っています。 下克上があるのか楽しみですね。
ちなみに
メムロボブサップの全重賞成績は
7-2-1-0
となっており、重賞で馬券になっていないことはありません。
本当にすごい馬です。
最後に
年末年始にあるばんえい重賞について簡単に紹介させてもらいました。
これを機にばんえい競馬に興味をもってもらえるといいなーと思っています。
あと重賞ではないですが、みんな大好きスピードレース地吹雪賞がこのあとあると思うのでまた紹介していきたいと思います!
では!